よくある質問
よくある質問を
まとめました。
(1)巣箱あげます!巣箱助成制度について
- 知識や経験がなくても大丈夫でしょうか?
大丈夫です。
巣箱助成制度は日本ミツバチを飼いたいと願うあなたを支援する入り口です。
本当にできるのか?必要とするものは何なのか?まずは巣箱助成の説明会で確認してみてください。- 巣箱あげます!巣箱助成の費用はどうされていますか?
ビーフォレスト活動は営利目的ではありません。
巣箱助成制度では、2名一組で5年間継続していただく条件になっています(※)。
巣箱助成を受けられた方は、会費(個人会員の場合、年会費5000円)。2名で1万円。5年で5万円となります。
この費用を基に、次の助成者に巣箱として助成循環する仕組みです。倉庫費用、巣箱キット制作や準備などの費用も含まれます。その他のビーフォレスト活動は基本的に無償ボランティア活動です。
※中途で出来なくなった場合は、自立型ビーフォレスト・コミュニティ巣箱管理規約に従っていただきます。- いつでも巣箱設置、参加出来るのでしょうか?
巣箱設置は春先が望ましいため、前年に入会していただきセミナーや見学など理解を深めてから巣箱助成申請を行い、研修を受けて春先に設置できる流れが望ましいです。
- 助成巣箱を2個と3個、別の場所に置きたいのですが?
1ヶ所のビーフォレスト(繁殖環境)に5個を設置して、営巣状況を報告していただいています。それによってビーフォレストMAPを作っています。営巣率=営巣数/設置数をビーフォレストMAPに記載しています。
- 養蜂を行っていても巣箱の助成は受けられるのでしょうか?
養蜂が目的であれば受けられません。
巣箱助成の対象者が巣箱を設置する場所を「ビーフォレスト」と呼んでいます。その場所に巣箱助成以外の巣箱を同居させることは原則できません。また、『ビーフォレスト環境指標MAP』を作るためビーフォレストの営巣状況を定期報告していただきます。
これらはビーフォレストでの巣箱設置が養蜂でなく、日本ミツバチを増やすことを目的としているためです。- 会員になっていなくても巣箱助成申請は出来るのでしょうか?
会員になる必要があります。正会員2名が一組になって巣箱助成申請を行って下さい。
- 巣箱を設置すると日本ミツバチは入るのでしょうか?
やってみないと分かりません。
巣箱助成の申請段階で設置場所(ビーフォレスト)の環境をご提示いただき判断させていただきます。しかし、必ずしも営巣するとは限りません。
巣箱を設置する地域の日本ミツバチの生息状況や感染病の影響など様々な要因により変化します。ビーフォレスト活動は、激減している日本ミツバチを守り増やす活動です。ミツバチが容易に沢山入るような状況になればビーフォレスト・クラブは解散されます。- 合板の巣箱でミツバチに悪影響はありませんか?
できるだけ安全な素材を使用しています。
国産の針葉樹からできたホルムアルデヒドを含まない製品です。複数年にわたり約1,000箱の利用実績もあります。
あくまでも巣箱は自然巣となる木が伐採され棲む場所を追われた日本ミツバチの「仮設住宅」です。どんな巣箱よりも日本ミツバチが安心して棲める大木がたくさんある森をつくりたいですね。- 巣箱管理(モニタリング)は誰でも出来るでしょうか?
大丈夫です。管理の仕方、報告の方法や内容は研修でお伝えします。
月に一度の1分報告。その他、ホームページへの定型入力と現場写真を登録する方法などがあります。
巣箱助成の目的は全国の森や農村に巣箱を設置して日本ミツバチが繁殖できる環境をつくることです。みなさんからのご報告は日本ミツバチの生息状況を知る貴重な情報源となり、みんなの『ビーフォレスト環境指標MAP』が作られます。- 巣箱の置き場所にどの程度の広さが必要でしょうか?
広いほど好ましいのですが詳しくは説明会でご相談ください。
広くても田んぼや樹木のない原っぱでは好ましくありません。また、住宅街の中や陽の当たらない北向きの斜面では設置場所を造ったりする必要があります。また、農薬がたくさんまかれる農園では設置場所に工夫が必要です。
ミツバチと同じ目線で棲む場所を観る必要があります。ビーフォレスト・セミナーや説明の機会に設置場所の資料を持ってご質問下さい。
基本的に1ヶ所に5個の巣箱を設置して、モニタリングします。その営巣状況を基にビーフォレストMAPが作られます。- 近隣の日本ミツバチ養蜂家から苦情は出ませんか?
設置場所の許可を得ていれば一般的には問題ありません。
ミツバチを増やす活動を養蜂家は「ミツバチを奪われる」と思いがちです。ビーフォレスト活動の趣旨を間接的にでも説明するように心がけるしかありません。
そのためビーフォレスト活動に携わる者が活動への深い理解が必要です。私益を追求する養蜂と公益を追求するビーフォレスト活動との違い、私たち自身や農業・森とミツバチとの関係など立ち位置の違いを学び伝えて下さい。- 養蜂(採蜜)が目的ではないのでしょうか?
はい、養蜂ではなく「日本ミツバチ」や「花バチ」を増やす繁殖環境作りや生息状況がわかるビーフォレストMAPづくりが目的です。
ただし、何らかの理由でミツバチがいなくなった巣箱に巣が残っていた場合、活動に必要な蜜蝋の採取や採蜜は可能です。
ビーフォレスト・コミュニティ(仲間)で行います。- 里山クラブでも参加できますか?
参加できます。
巣箱助成制度は二人以上のグループが対象です。夫婦・仲間・組合・企業・自治体など団体の形式は問いません。現在行っている活動にビーフォレスト活動(日本ミツバチを飼う・増やす)を『プラス』して活動の幅を広げていただくことを想定しています。
個々の活動が日本ミツバチによって繋がりみんなの『ビーフォレスト環境指標MAP』へと結実できればどれほど素晴らしいことでしょうか。
(2)ミツバチと出合うために
- 営巣させるためにキンリョウヘンや人工的なワームなどを利用しないのですか?
利用しません。できるだけ自然の状態での営巣を目指しています。
そのため、蜜蠟を塗る以外の人為的誘因行為はしない方針です。また、営巣後も薬品等は使用しません。
ビーフォレスト活動の巣箱は、あくまでも仮設住宅です。自然巣(空洞のある大木)がある場合には、そちらに営巣してもらう方が良いかもしれません。営巣先を人が決めるのではなく、ミツバチの判断に任せましょう。- ミツバチと出合う為の簡単な勉強方法はないでしょうか?
『ミツバチおじさんの森づくり』(ライトワーカー出版)を読んでください。
ビーフォレスト・クラブの基本セミナーや巣箱助成セミナーのテキストとして使っています。巣箱助成をすぐに受けられない状況でもどのような世界なのかを観ることができます。
養蜂の知識だけでなく、ミツバチの生態・草花とミツバチの関係・森ができる仕組み・蜂蜜の意味や日本ミツバチと暮らすことの喜び・日本ミツバチが減っている原因・ミツバチを守るために何をしなければならないか・伝統的な巣箱の仕組みや考え方などを学ぶことができます。
(3)活動の支援について
- 活動を支援したいのですが・・・
ありがとうございます。ぜひ活動しなくても会員になってください。または、寄付をお願い致します。ご寄付を検討いただける場合は、お問い合わせください。
(4)トラブルの回避について
- 助成を受けた巣箱以外に自分で作った巣箱を設置することは出来ますか?
巣箱設置の目的が当会と同じであれば可能です。
この場合、追加で設置された巣箱も含めた(助成巣箱+追加設置した巣箱)営巣状況の定期報告をお願いします。
※ただし、ビーフォレストの広さにもよりますが、同じ地域のビーフォレストにたくさんの巣箱を設置することは感染病などが蔓延するリスクを高めるためお勧めできません。別途ビーフォレストを増やしてそちらへ設置されることをお勧めします。本部へご相談下さい。- ビーフォレスト活動と関係の無い友人の巣箱を一緒に置いても良いですか?
置かないでください。
基本的に養蜂目的の巣箱との同居は避けるべきです。ビーフォレスト活動の目的はミツバチの繁殖環境作りと共に、ビーフォレストMAPを作るためのモニタリングです。トラブルの原因にもなりますので避けましょう。- 自分の敷地内であれば巣箱の設置場所はどこでも良いですか?
一概には言えません。
例えば、大阪府では養蜂でなくても巣箱の設置場所は人通りのある場所から20m以上離す必要があるとしています。また、分蜂(ミツバチが巣分かれすること)時は5千~1万匹のミツバチが竜巻のように飛び回るため、町中や住宅地では自分の敷地内であっても避けるべきでしょう。
条例や近隣の状況などを勘案の上、設置場所を決定してください。巣箱助成制度では最終設置する場所を確認いたします。- 巣箱の設置を都道府県に届ける必要はありますか?
ビーフォレスト活動の設置巣箱の届け出は必要ありません。
養蜂振興法では養蜂を目的とする場合に各都道府県の畜産課へ届け出る必要があります。
しかし、ビーフォレストの活動は日本ミツバチを増やすことを目的とする環境保護活動です。