「ミツバチ達と森をつくる」
ビーフォレスト・クラブは、激減する野生のミツバチや花バチを増やす為に、全国の森や農園に「ミツバチ巣箱」や「ハチ宿」を設置して
ビーフォレスト活動(繁殖環境づくり)を進めています。
そして、生息状況が分かる「ビーフォレストMAP」づくりに挑戦している生物多様性回復活動団体です。
なぜ、「花バチ」を守るの?
日本には太古の昔から「大和ミツバチ」(ニホンミツバチ)やマルハナバチ、クマバチ、マメコバチ、ハキリバチなど約400種の「花バチ〈 Bee 〉」が「森〈 Forest 〉」に棲んでいます。
草木の花に受粉して豊かな日本の森を作り、動物たちも養ってきた大切なポリネーター(送粉者)です。
生物多様性や生態系が機能する「自然の森の恵み」は、農業や林業、水産業に至る日本の産業や生活基盤、そして伝統文化を創ってきました。
ところが今は、自然の森が減少し、感染病が広がり、外来生物や農薬などの影響など、多くの「花バチ」が激減しています。
事実を確かめながら、急いで「花バチ」を守る活動を始めなければなりません。
「ミツバチ巣箱」プロジェクトや「ハチ宿」プロジェクトを進めていると、多くの誤解や障壁に出合います。その誤解を解くこともビーフォレスト活動になっています。
例えば、生物多様性の話の中で「世界中でミツバチが減って大変なんですね!」と、よく尋ねられます。この質問の中にいくつかの誤解が潜んでいるのです。その原因の発端は、海外の英語のニュースの「bee」です。
日本では「bee」を「ミツバチ」と訳されています。しかし、実際の意味は「花バチ」です。それも野生の「花バチ」を指す場合が多いのです。
「世界中でbeeが減って大変なんですね!」は、本来「世界中で野生の花バチが減って大変なんですね!」と言う情報の話なんです。
正しく理解しないと「みんなの誤解が自然を壊す!?」ことになります。
野生の日本ミツバチは、本来、森の大木の空洞(ホラ)などに棲んでします。
ところが、そのような穴の開いた大木は自然林と共に少なくなっています。棲み家が少なくなったミツバチは、住居の屋根裏や縁の下、神社の社、仁王さんの頭などに巣を作って駆除されています。棲み家が少なくなっています。
「ミツバチ巣箱」プロジェクトは、棲み家のない日本ミツバチにとりあえず棲んでもらおうと、森や農園などに巣箱(仮設住宅)を設置してビーフォレスト(繁殖環境)づくりを行っています。そして、営巣状況をモニタリングして生息状況が分かる「ビーフォレストMAP」づくりをみんなで行っています。
※「ミツバチ巣箱」プロジェクトは、激減している野生のミツバチが生きるため一生懸命貯めた蜂蜜を取る養蜂ではありません。
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