日本ミツバチの画像

ミツバチの不思議な生態

(1)ミツバチの食べ物と蜂蜜

ミツバチは花の蜜と花粉を食べます。

多くの昆虫や動物は、植物や昆虫、動物を食べるのですが、ミツバチは生物を食べないのです。

花の蜜は、糖度が5~15%ほどあります。
ミツバチは、その花の蜜を80%ほどに濃縮して蜂蜜をつくり、保存をつくります。
80%ほどに濃縮された蜂蜜は、腐らないで長期間保存できます。

ハチミツの画像

(2)刺すと死ぬ

ハチに刺された!ミツバチも怖い!

と言われる方がいますが、ミツバチに刺されたという人の話を聞くと、養蜂家であったり、ミツバチの巣にいたずらした人です。

ミツバチは、針に釣り針のように返しがあります。
返しがあるので一度刺すと取れません。
取るとお尻からちぎれてミツバチが死にます。
なんとミツバチは、刺すと自分が死ぬのです!?

群れの仲間を守るために命をかける昆虫です。
ですからむやみに刺すことは考えにくいのです。

しかし、ミツバチに刺される事例があります。

それは、頭の髪の中に入ってもぞもぞしたり、服の中に入ってもぞもぞと出口を探している場合、人は慌てて手で払おうと押さえたりすることがあります。その時に刺されることがあります。
そのような状況では、ガマンしてミツバチの逃げ道を作って外に出してあげましょう!

ハチの巣の画像

ちなみに、他のハチ(アシナガバチやスズメバチ)の針には返しがありません。武器として刺して殺した獲物を食べるため何度でも刺せるのです。

(3)女王蜂と働きバチ、ちょっと悲しいオス蜂

日本ミツバチの女王蜂は、働きバチの3~4倍ほどの大きさがあります。

女王蜂の寿命は3年ほどと言われます。
働きバチの寿命は1~2ヶ月。その間に働きバチ一匹が集めてつくる蜂蜜はスプーン一杯の量と言われます。

働きバチは、実はメスです。

オス蜂は、女王蜂が生まれる頃に100匹ほど生まれてきます。(働きバチが産卵数を決めているようです。)
女王蜂が生まれる時期の約1週間の間、他の群れの女王蜂と交尾をして遺伝子交換をします。

交尾した瞬間にオス蜂は死にます。
オス蜂は交尾するために生まれてきて、寿命は一月ほどです。
交尾期間が終わるとオス蜂達は、巣箱の片隅に集まって死んでいるのをよく見かけます。

女王バチの画像
オスバチの画像

(4)ミツバチの増え方

花が沢山咲く春になると餌の花蜜や花粉がたくさんあるので、働きバチが増えて群れが大きくなります。

そうすると群れは新女王蜂をつくります。

新女王蜂が生まれる前に、いまいる女王蜂が群れの半分ほどのミツバチを引き連れて巣を出ます。
細胞分裂のように巣が分かれるのです。

分蜂と呼ばれます。

分蜂の画像

分蜂した後に新女王が生まれて残った巣を継承します。
分蜂した群れは、近くに木などに集まって蜂球をつくります。この間に偵察蜂が新しい巣を手分けして探しに行っています。

ミツバチは最良の巣を会議をしながら決めると言われます。
そして、行く先の巣が決まると一気に飛び立っていきます。